ア・リーグ西地区の注目プレイヤー達を日本人選手に例えると?
ヒューストン・アストロズ
順位予想…1位
昨シーズン…1位
【注目プレイヤー】
Jose Altuve
(ホセ・アルトゥーベ)
日本のプロ野球選手に例えると…?
…山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
昨シーズンのワールドチャンピオンチーム、アストロズの中心打者、2017年のア・リーグMVP選手です。
MLBの中で最小の公称168cmの選手ですが、実はもっと小さいとも言われています。
しかし、小さいからと侮るなかれ、走攻守揃った怪物です…ホント、MLBは怪物だらけだ(笑)
ちなみに、このアルトゥーベ、2014年に首位打者、最多安打、盗塁王を同時に獲得してますが、これはイチロー選手がMLBへ移籍した2001年に達成して以来の記録で、2014年から4年連続でシーズン200安打を達成しています。
対する山田も、昨シーズンこそWBC(WBCについては思うところがあるので、また改めて書く予定です)の影響もあったのか不振に陥りましたが、日本プロ野球史上初となる、2年連続トリプルスリーを達成した天才打者、3番打者という共通点もあります(山田は今シーズン1番かな?)
また、両者共にセカンドというポジションの地味な印象を、ガラリと変えた選手だと思います。
小さな巨人が、今シーズンもフィールド上を大暴れするのを楽しみにしましょう。
ロサンゼルス・エンジェルス
順位予想…2位
昨シーズン…2位
【注目プレイヤー】
Andrelton Simmons
(アンドレトン・シモンズ)
日本のプロ野球選手に例えると…?
…今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)
レイズのケビン・キアマイアーを紹介した際に、外野守備のお化けと表現しましたが、内野守備のお化けがこのシモンズです。
昨シーズンのDRS(守備防御点という指標ですね、後日また詳しく)は、何と全ポジションで1位!!
ショートで1位じゃないですよ?(それでも凄いですが)全ポジションで1位なんです。
この凄さを簡潔に表現出来る文章力の無い自分が恨めしいですが(笑)
とにかく、そんな内野守備の達人がバックを守ってくれる訳ですから、大谷も安心して投げられると思います。
ちなみに、エンジェルスの内野手はセカンドのキンズラーとサードのコザート(ショートとしてですが)も名手と呼べる選手です。
えっ?ファーストのレジェンド?…ノーコメントで(汗)
一方の今宮は、肩の強さと守備なら今現在日本球界でNo.1のショートストップと呼べる選手だと思います。
シモンズとの共通点は、どちらも学生時代に速球派の投手だった事です。
その強肩がショートの守備に活きているのは間違いないでしょう。
大谷の心強い味方、守備の達人シモンズに注目です。
テキサス・レンジャース
順位予想…3位
昨シーズン…4位
【注目プレイヤー】
Adrian Beltre
(エイドリアン・ベルトレー)
日本のプロ野球選手に例えると…?
…村田修一(BCリーグ栃木ゴールデンブレーブス)
これも割と会心の例えだったりします。
若手の頃は守備難だったのが改善されて、今や名手と呼ばれていたり、打ち出すと止まらないけどスランプが長かったり、共通点は割とあると思います。
欲を言えば、村田がNPBに所属してくれていたら尚良かったのですが…今の日本球界はサードが人材難なので、必ず必要とされる時が来ると思います。
そんなベルトレー、デビューはドジャースですが、実は最初から今のような優れた選手ではありませんでした。
在籍7年で、最高の成績を残したのがFAになる最終シーズン。
打率.334本塁打48本121打点でホームラン王を獲得するなど突如大爆発、マリナーズと5年契約するのですが、マリナーズ在籍時は決して期待通りの成績ではありませんでした(在籍5年で打率が3割、本塁打30本、打点100のいずれも未到達)
最も、あの頃のマリナーズはそもそも何かがおかしかった気はしますが…。
その後、2度目のFAになり、代理人であるスコット・ボラス氏(MLB界有数の曲者代理人です、この人についてもその内詳しく書きたいですね)の考えで、レッドソックスと1年契約、打率321本塁打28本102打点と再び爆発したベルトレーはレンジャースとの6年契約を勝ち取りました。
その後の活躍は、最早語るまでもないでしょう。
ダルビッシュが好きな方は、彼が投げる試合で膝を付いてホームランを打つベルトレーの姿をよく目にされたのではないでしょうか?
あのホームラン程カッコ良いモノは無いと思います(笑)
今年38歳になる大ベテランですが、まだまだ攻守共に衰えは感じられません。
今年もあのホームランを沢山見せてくれるでしょう。
シアトル・マリナーズ
順位予想…4位
昨シーズン…3位
【注目プレイヤー】
Ichiro Suzuki
(イチロー・スズキ)
日本のプロ野球選手に例えると…?
…そんな無粋な事はしません、彼はオンリーワンですから。
…はい、調子に乗りました(笑)
しかし、例えられる選手が居ないというのは本心です。
私の一番なプロ野球選手は、プロフィールにも書いている通り、元中日ドラゴンズの立浪和義選手です。
(引退されているので、本来選手と呼ぶのはおかしいのですが、他にしっくり来る呼び方が無いので…来年からは監督と呼べる事を信じています)
しかし、好きな選手。とか、ファン。とか、そんな次元で語るべきではない選手だと思うのが、このイチロー選手と松井秀喜選手(上記、同じ理由で選手と書きます)です。
日本球界での圧倒的な成績、メジャーでの活躍、文句の付けようが無いです。
個人的には、向こう何十年この2人に匹敵する成績を残す日本人選手は現れないとさえ思っています。
そんなイチロー選手が、古巣のマリナーズへ復帰しました。
確かに、全盛期の力は残ってないかもしれません。
しかし、それでもマリナーズはイチロー選手との契約を選んでくれました。
これがどれだけありがたい事なのかは、入団会見のイチロー選手のコメントから窺い知れるはずです。
「マリナーズの力になれるのであれば、何でもやりたい。僕が今まで培ってきたすべてをこのチームにささげたい、そういう覚悟です」
酸いも甘いも噛み締めた日本の誇るレジェンドが、今のマリナーズに何をもたらすのか、注目です。
オークランド・アスレチックス
順位予想…5位
昨シーズン…5位
【注目プレイヤー】
Matt Olson
(マット・オルソン)
日本のプロ野球選手に例えると…?
…松山竜平(広島東洋カープ)
アスレチックスの新生スラッガー、オルソンは、昨シーズン7.88打数に1本塁打という歴代4位の成績を記録してブレイク、今シーズンに期待の掛かる選手です。
一方の松山も、今や強豪チームとなったカープで昨シーズンからレギュラーを張る選手で、その風貌から『アンパンマン』と呼ばれています。
共に左打ちの一塁手で、守備も中々上手いという共通点が有ります。
今シーズン、間違いなくマークが厳しくなる中、オルソンはチャップマンと共にアスレチックスの新しい顔となれるのか。←あ、アンパンマンと掛けた訳じゃないですからね?(笑)
アスレチックスと言えば、所属している選手よりも編成最高責任者(元GM)のビリー・ビーン氏の方が有名かもしれません。
イチロー選手がメジャーでプレーし始めた頃に出版されたビーン氏の著書が、かの有名な"マネー・ボール"でした。
直近のシーズンは3年連続最下位と苦戦しているが、若手は徐々に育って来ている。
今シーズン、ビーンの申し子達が台風の目になるかもしれない。
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