元帰宅部がMLBを記録するブログ

競技としての野球経験一切無しの男が、MLBのスコアを記録しながらMLBについて書き連ねるブログです

第1回:サンディエゴ・パドレス

日本人選手以外、全くメジャーリーガーについて知らない方に向けて、基本的な選手情報をお届けします。


今回はご紹介するのはナショナル・リーグ西地区のサンディエゴ・パドレス(以後パドレス)です。


30球団ある中で何故このパドレスを最初にご紹介するかと言いますと、実はナショナル・リーグ西地区というのはロサンゼルス・ドジャースが地区8連覇中と一強状態なのですが、今年その牙城を崩せそうなのがこのパドレスという事で、個人的に今一番注目している球団です。


今オフは例のウイルスの影響で、昨シーズンが短縮された上に、再流行しているせいで移籍市場がかなり停滞しています。
(巨人の菅野投手もその影響を受けた1人ですね)
そんな中、大型トレードで最も積極的な補強に動いているのがこのパドレスなのです。


今オフパドレスが行った大型トレードは2件。
まずはタンパベイ・レイズと4対2のトレードで2018年のサイヤング賞投手である左腕のブレイク・スネル投手を、次いでシカゴ・カブスから5対2のトレードで2020年のサイヤング賞投票で2位だったダルビッシュ有投手を獲得しました。
パドレスには2020年のサイヤング賞投票3位のディメルソン・ラメット投手も在籍しており、2投手の加入でメジャーリーグの公式サイトも全球団No.1という評価を受ける程の先発ローテーションを完成させました。
また、ニューヨーク・ヤンキースからフリーエージェント(以後FA)になっている田中将大投手とも交渉しているという報道が出ていますので、ここから更にローテーションが強力になる可能性も残しています。


そんな強力なローテーションを有するパドレスの野手陣はというと、中心となるのは若きスター選手、フェルナンド・タティスJr選手でしょう。
父親も元メジャーリーガーというサラブレッドですが、何とまだ2年目の21歳(2020年シーズン時点)という若さで、球団から11年総額332億円の契約を提示されている選手です。


2019年、84試合の出場ながら打率.317本塁打22本53打点16盗塁という成績を残して衝撃のデビューを果たすと、2020年シーズンは多少粗さが目立ったものの59試合で打率.277本塁打17本45打点11盗塁という成績を残しました。(とはいえ、本塁打はリーグ2位、打点と盗塁はリーグ4位の好成績)
そんなタティスJr選手の凄さは守備位置がショートの選手で上記の打撃成績を残しているという事です。
デビューした2019年は84試合で18失策と苦戦しましたが、2020年は59試合で僅かに3失策とかなりの上達を見せました。
強肩で守備範囲が広く、ダイナミックなプレーも魅せてくれる選手なので、ダルビッシュ投手にとっても大変心強い存在だと思います。


ダルビッシュ投手が登板する試合を観戦する際には、是非パドレスの背番号23番にもご注目を!!