元帰宅部がMLBを記録するブログ

競技としての野球経験一切無しの男が、MLBのスコアを記録しながらMLBについて書き連ねるブログです

第4回:ミネソタ・ツインズ

日本人選手以外、全くメジャーリーガーについて知らない方に向けて、基本的な選手情報をお届けします。


今回ご紹介するのはアメリカン・リーグ中地区のミネソタ・ツインズ(以後ツインズ)です。


昨シーズンオフにトレード加入した、お正月の野球盤でもお馴染み(笑)前田健太投手が所属しているツインズですが、過去には元ロッテ、阪神の西岡剛選手も"在籍"していました。(在籍を強調した事に深い意味は有りません、念の為)


そんなツインズの主力選手といえば、2019年にMLB史上初となるシーズンチーム本塁打数300に到達(最終的には307本でした)した超強力打線の中心であり、不惑を迎えた2020年シーズンも地区優勝に貢献したネルソン・クルーズ選手…だったのですが、残念ながら今オフFAになってしまったので、別の選手をご紹介したいと思います。


その選手というのが、前田投手の女房役であり、ナイスガイとしても知られるツインズの正捕手、ミッチ・ガーバー選手です。


2018年からツインズで正捕手を務めているガーバー選手、2019年の試合で大谷翔平選手とクロスプレーで接触した際には、自身が負傷したにも関わらず、大谷選手を気遣ってこの様なコメントを残してくれています。
「確認したけど、正当なスライディングだったよ。スライディングはホームプレート目掛けてするもの。その点で、何の害も無かったね。彼は激しいスライディングをしたことに、気を悪くしなくていいんだよ」
そのクロスプレーが原因で半月ほど故障者リストに入ったものの、その年ガーバー選手は93試合の出場で打率.273、31本塁打、67打点という成績を残し、ア・リーグのシルバー・スラッガー賞に選出されました。


そして、2020年のシーズン開幕前に前田健太投手が移籍して来るのですが、ここでもまた、ガーバー選手の人柄を伺えるエピソードが起きました。
前田投手の背番号は日本時代から18番ですが、実はツインズの18番はガーバー選手が着用していました。
しかも、前年に背番号を変更したばかりで、これで3つ目の背番号でした。(43→23→18)
しかしながら、ガーバー選手は前田投手の為に心良く背番号変更を受け入れ、18番を譲ってくれました。
当時のガーバー選手のコメントがこちらです。
「最近18のユニホームを買ったファンには申し訳ない。ケンタが本当にこの番号を望んでおり、これで彼が心地よく感じてくれれば、彼にとってベスト」
このコメントからも、人の良さが伝わって来ますね。


そんな女房役の心配りもあってか、2020年の前田投手はア・リーグのサイヤング賞投票で2位に入る程の活躍を見せてくれました。
2020年シーズンのガーバー選手は打撃不振に陥っていましたが、2021年シーズンは間違いなく復活してくれると期待しています。


日本人選手とも縁深い、ナイスガイなミネソタの8番に是非ご注目下さい。